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新米ママと絵本の出会い

図書館に行った時、小さな子供を抱いたお母さんたちが、みんなお揃いのバックを持っていることに気が付きました。ちらりと見えた中には、借りてきたらしい絵本。どうやらバックは、図書館の読み聞かせ企画で配られたものらしいのです。児童書コーナーに行った時、募集版にそのような広告が貼られているのを見ました。
そう言えば、どこかの外国では、新生児向けにファーストセットなるものがあるらしいですよ。生まれたばかりの赤ちゃんが必要とする物を一式と、絵本やおもちゃなどがセットになっていて、格安なんですって。それさえあれば、当座は大丈夫ということで、新しくママになる方たちに人気なんだとか。
日本でも、ファーストブックというのは見たことがありますね。何歳児向けの作品が揃っています、という企画です。どこで知ったのはかまったく覚えていないのですが、このようなものがあれば、子供にどんな物を読んであげたらいいかわからないという新米ママも、ひと安心でしょう。私の時は、祖母が大事に取っておいた誰かのお古を読んで大きくなりましたけれども、今は核家族が多いですからね。
小さな頃から本に親しみ、いずれは読書好きの子に育ちますよう。同じく読書が趣味の大人からの希望です。

資料も成長も一歩から

先日、文章を書くことを生業としている知人が「仕事の資料はまとめて買っちゃだめなんだよ」と言っていました。私は気に入れば、漫画や小説は作家買いをしてしまうこともよくあります。読んでも次があるというのは嬉しいですし、安心感もあるからです。
それなのになぜ資料はだめなんでしょう?不思議に思って聞いてみれば、「自分の理解度に合わせたものを手に取らなければ意味がないから」だそうです。一冊読了したら、次のレベルのものを読み、それが終わったらさらに次、難しすぎたら簡単なものに逆戻り、そのようにして、知識を育てていくのですって。なるほど、と深く納得しましたね。漫画や小説は、続き物だったり、そうでなくても内容にレベルが存在しないから、いっきに揃えてしまっても、問題が起こらないのです。
彼から聞いたことを、別の友人に話すと、彼女も「わかる」と言っていました。法律関連の勉強をしていた彼女は、最初は高校レベルの内容を復讐することから始めたのだそうです。それが今は、法に関する仕事をしているのですから、なんて素晴らしいのでしょう。結局は、どんなにすごい人達も、一歩一歩進んでいるということなのですね。私も見習わなくては、と思いました。