Monthly Archives: 6月 2019

一期一会が未来を開く

年上の知り合いが、パッチワークに夢中になっています。きっかけは近所のフリーマーケットで、小物の作り方が載っている雑誌を見つけたことだそうです。前から興味はあったけれど、自分には無理だと決めていた彼女は、何度となくその店の前を通り、店員さんと話をする内に「やってみたい」と思ったのですって。その人がとても優しかったのも理由のひとつだし、お店に並ぶ手製の布製品が、とても丁寧な作りだったのもある、と言っていました。
やっぱり、実際に完成したものを見ると、テンションがあがりますよね。これは「この本どうしようかな、買おうかな」と迷っていても、店舗で平積みになっていると、つい手に取ってしまうのと同じ状況でしょう。最近は出版から多少期間があいてしまっても、インターネットで探せば手に入るものが多いです。だからお小遣いがぎりぎりのときなどは、購入をためらいがちですが、目の前にあれば「買わなければ!」という気持ちになります。
そういう意味では、実店舗は強いですね。いくらネットが普及していても、やっぱり本との出会いは一期一会。そう思うのは、過去にたった一冊の絶版本を探し求め、あちこち走り回った経験があるからこそ、かもしれません。

お風呂で読書の失敗談

お風呂に入りながら本を読んでいたら、うっかりして、見事に水没させました。お気に入りだったのに、なんということでしょう。慌てて拾ってバスタオルで包み、自分はびしょびしょのままドライヤーで乾かそうと試みたのですが、分厚い本が、その程度で復活するはずはありません。結局、波打ったごわごわの物体になってしまいました。
途中、「そういえば昔お札が濡れた時は、窓ガラスに貼りつけて乾かしたなあ」と思ったりもしたのですよ。でもまさか、ページをはがしてそうするわけにはいきませんしね……諦めて、もう一冊購入しようと思います。そして今後は、浴室にはお気に入りを持ち込まないようにしましょう。今回はまた買える漫画だったから良かったけれど、絶版本とか販売時期が過ぎた雑誌などだったらと思うと……怖いですね。二度と手に入らない恐れがあります。
そこまで考えて、そう言えば以前友達が、スマホをケースに入れてお風呂に持ち込んでいると言っていたなあと思いだしました。本も袋に入れればいいかもしれません。半身浴が流行った時に、雑誌を読みながら……なんてことも言われていましたから、調べれば専用の物があるのでしょうか。せっかくなので、これを機に、ちょっと探してみようと思います。