人より考える時間が長い人ほど小説家に近づける

小説家は考えていることがたくさんある仕事です。まずはいろんなことを頭の中で整理したりしながら考えて物語の構成を作っていくことになるわけです。そのためにはまずはいろんなことを頭の中に入れる、つまりは知識を持つことが大事ですが、そのあとにはひたすら考えることになります。そして、考えると言っても軽く考えるぐらいのことではないです。たとえば何かの社会問題があったとして、そのことを多角的に考えなくてはいけなくて、その考える時間が長い人ほど小説家に近づくことができるんじゃないかと思います。社会問題を真正面からとらえてもいいですし、ちょっと違った角度から見たっていいのですが、とにかくどれだけ深くそのことを掘り下げることができるのかということが重要ですから、ひとつの物事を深く深く考えていく癖を持つようにしましょう。小説家になりたいと思うと、とにかく文章をうまく書こうとかそういうほうのことを優先して考える人が多いのですが、そのようなことはあとからついてくると言われています。一番大事なのは、どんな視点からどんな物語を作ることですから、その部分に力を込めてください。そんなことを頑張って、早く小説家になってくださいね。

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