毎晩のお出迎え

寂しい一人暮らしなので、帰っても誰もお帰りを言ってくれません。ですが、ただいまはいつも欠かさず言います。私を出迎えてくれるのは、窓を開けると見えるたくさんの星です。ロマンチスト?違います。本当に綺麗なんです。マンションでも上のほうの階なので、空が近くにあるようで、いつもこの星空を見て微笑みます。郊外なので、都会に比べるとネオンや外灯が少なく、よりいっそう星の輝きが増して見える気がします。ここに越してきてから、星座の本を買いました。理科なんて苦手で、星の位置がどうのこうのなんて、わたしにゃ関係ないと思っていたので、テストででそうな星座しか覚えていませんでした。でも、こんだけ星が近くに見えると、自然と興味を持つようになり、本で調べたり、ネットで調べたり、だんだん詳しくなってきました。いつもさみしいなぁと思うんですが、夜を迎えて、空が綺麗な日は、星に励まされて明日も頑張ろうという気になれます。前にどこかで見た写真集のように、天の川ははっきり見えませんが、こんなにいっぱい散らばっているなんて思いもしませんでした。今は一人で眺めていますが、近い将来誰かと眺める事が出来たらいいなと、星達に願いを込めています・・・。

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