わたしは紅茶が好きなんですが、アールグレイって、紅茶の中でもちょっと特別感あるよな〜って最近しみじみ思います。
あのベルガモットの香りがふわっと立ちのぼる瞬間、「あ、今日はちょっといい気分でいけそう」みたいなスイッチが入る感じがあります。
最初に好きになったのは、休日にのんびり読書してたときで、たまたまキッチンにあったアールグレイを淹れてみたら、香りだけで空気が変わったような気がして、一気に惚れこみました。
それ以来、気分転換したいときはとりあえずアールグレイを選ぶのが習慣みたいになっています。
普通の紅茶よりも香りに個性があるから、ぼんやり考えごとしてても自然と意識が「いい匂いだな〜」って戻ってきて、なんとなく気持ちもリセットされます。
アールグレイって、ストレートで飲むと爽やかで軽いのに、ミルクをちょっと入れると今度は香りがまろやかに広がって、また別物みたいに楽しめるんですよね。
アイスにしても香りがしっかり残るから、暑い日はキリッと冷やして飲むのもあり。
個人的には、ちょっと疲れた夜にホットのアールグレイを飲むと、体がじんわり落ち着いてくる感じがして好きかな。
最近は、読書のお供はほぼアールグレイ一択になってきてて、本のジャンルによってお茶を変える人の気持ちが少し分かる気がしました。
「今日はミステリーだから落ち着く香りがいい」とか、「恋愛小説だし少し甘めの香りにしよう」とか、そういう小さなこだわりって意外と生活を楽しくしてくれるんですよね。
そんなこんなで、アールグレイはすっかり日常の“気分を整えるアイテム”になってしまいました。香りひとつで気持ちが変わるって、ほんとに不思議でありがたい存在だなと思います。