Category Archives: 立ち止まる

ひみつの本屋

先日、SNSでとっても素敵な本屋さんの紹介を見ました。
その名は「ひみつの本屋」。
まず名前がいいですよね。本屋というだけでワクワクするのに「ひみつの」ってつくのがとても良いです。

なにが良いってお名前だけではなく、その入店システムです。
まず、電子利用券を購入します。
そのあと、指定されている複数のお店から好きな場所へ行って書店の鍵を受け取るんです。
その鍵で本屋の扉を開けて入店すると……。

いちいちめんどくさいとか思わないでくださいね(笑)
それがいいんです!
ちょっとした冒険感ありませんか?

ちなみに書店は無人です。
店内にある本は翌日まで3冊までは借りることができます。
また購入することもできます。(現金のみでおつりはでないとのこと)

書店の横に喫茶店があるので、そこで美味しいコーヒーを飲みながら読書が楽しめるようです。なんて素敵なんでしょう!

書店利用、読書が終わったら鍵を借りたお店にまた鍵を返して終わりです。

実際行ったかたのお写真見たんですけどすごく雰囲気良かったです。
場所は熱海なのでちょっと遠いのですが絶対行ってみたい書店です。
旅行の予定なかったけど熱海に今一番行きたいです。

10分だけでも

本なんて読まない。っていうか長い本なんて読めない。
けど、読書っていいんでしょ?
普段本を読まない人間が、読書なんてできると思う?

こんなお悩みの方、いるんじゃないでしょうか。気になるタイトルの本がある、ネットで話題になっている本がある…気になるけど普段読書をしないから読めない気がする。

結論から言うと、大丈夫です!
まず自分が興味ある本を一冊買ってみてください。(図書館で借りるのもOK!)
そしてその本を、空き時間の10分だけ読むようにしてください。
休憩時間でもいいし、移動中の電車の中でもいいし、とにかく空いてる時間に10分だけ。10分が難しい場合5分でもいいです。

読むペースは遅くても大丈夫。自分のペースで好きに読んでみてください。自分の興味のある本ならきっとその10分はあっという間に感じると思います。
もちろん10分じゃ足りなくて、続きが気になるからもう少しと時間を伸ばすのもOKですよ。

すると、気がづくと一冊読み終わってるとんじゃないでしょうか。
その調子で毎日少しずつ、興味のある本を読んでいたら、いつの間にか何冊も読むことができます。
難しい本を選択するのではなく、興味のある内容であることが大事。
小説じゃなくてもいいです。興味のある本を毎日少しずつ読むことがコツです。

SNSやネットで文字を読む機会はたくさんあるから、全然読めないなんてことはないはず!少しでも本が好きになってくれたら嬉しいです。

なぜか怖いけど見てしまう

なぜか怖いけど見てしまう、聞いてしまうものってありませんか?
わたしはおばけとか、グロテスク系のものは苦手なのでそれらは好んでみることはないのですが…自然災害の脅威とか遭難とかそれ系のは自身への戒めを込めて見て結構調べたり見たりしてしまうんですよね。
最近YouTubeで遭難事件を紹介するチャンネルを見つけて、時間があるときにラジオ代わりに聞いています。
山岳遭難、海での遭難…どれも本当に怖いなって。
遭難する人、もちろんはじめから遭難するつもりで出かけてないし、なんなら楽しい気持ちで探検を楽しんでいたはずなのに、ちょっとしたことがきっかけで大変な思いをしてるんですよね。
山だったら天候を読み違えたとか、近道をしようとしたけど間違えて迷ってしまったとか、ハイキングのつもりで軽装備で来てひどい目にあったり。
山の遭難も本当に過酷で恐ろしいですが、圧倒的に聞いてて怖いなと思うのは海底洞窟遭難ですね。ケイブダイビングでの事故です。
ケイブダイビングはかなり危ないスポーツの上位にくるそうですし、プロのダイバーですら事故を起こすことがそれなりにあるようです。
わたしはケイブダイビングどころかダイビングすることすらありませんが、聞いてるだけで苦しくなってきます。本当に怖いです。
きっと海の中は自分が思ってる以上にきれいなんでしょうが、わたしは動画や図鑑などの書籍にのってる写真だけで満足することにします。
簡単なハイキングはしたいけどダイビングはたぶんよほどこのことがない限りすることはなさそうです(笑)

和菓子

先日友人と話していて和菓子の話題になったのですが、そこで耳慣れない和菓子の名前を聞きました。

「水無月」という和菓子だそうですが、私は水無月というと6月の異名だということしか知らなくて、その場で検索しつつ友人の話を聞いていました。

和菓子の水無月は主に6月30日に食べられるもののようで、基本的に京都でよくある風習のようです。

1年の折り返しであるこの日に行われる「夏越祓(なつごしのはらえ)」の時に食べられるお菓子なのだとか。

ちなみに元々は6月1日に氷を食べて無病息災を祈願する行事が室町時代の宮中で行われていたそうなんですが、当時氷なんて超が付くほどの高級品だったので、氷のかけらを模した和菓子が生れたとのこと。

なお水無月は白い外郎(ういろう)生地の上に甘く似た小豆を載せて、三角形に切られたお菓子です。言うほど氷っぽい見た目かなぁ……?とは思いますが三角形が氷のかけらや氷の角を表現しているようです。

というのも、昔は大きな氷の塊を刀で削り出していたのでそういった鋭利な図形のイメージだったのですね。

そして小豆のは邪気払いや厄除けの力があるとされており、当時の人は良く考えるな……と感心しました。

氷(水無月)を食べるのは暑気払いや夏バテ防止のためだったそうですが、年々気温が上がってる現代こそこの祈願をしたいかもしれませんね(笑)

桜の開花予想

2月に入ってから急に暖かくなったかと思えば突然寒くなったり雪が降ったり……と天候に振り回される日々が続いていますね。

先日春一番が吹いたそうですが、雪が降る日もあり……にも拘らず花粉だけは毎年変わらず春の訪れをまざまざと知らせてきます。

そんな中ですが、嬉しい方の春の知らせもそろそろ届きそうです。

何かと言われればそう、タイトル通り桜の開花時期の予想が今日発表されました。

一番早くソメイヨシノの開花が予想されているのは東京の3月19日。平年並み~平年よりも早く、3月中旬以降の暖かさで桜の蕾の成長が加速するようです。

さて、出だしで気温の落差が激しい旨を書きましたが、それこそが桜の目覚めには必要な要素なのだとか。

桜は花が散った後の夏に新たな花芽を作る準備をしますが、秋から冬にかけては休眠時期に入ります。その休眠から目覚めるためにはさらに厳しい寒さが必要となり、これを休眠打破と呼ぶそうです。

そこからぐんと気温が上昇すると、それに比例して蕾が成長し開花するんですね。

それで言うと、今年は2月の間にうんと寒くなったり暖かくなったりを繰り返したので、開花時期が少し早いのかもしれません。

ちなみに桜の種類ごとに開花時期などが異なり、上記の開花予想はソメイヨシノのものになりますが、河津桜はすでに八分咲きを迎えているそうです。

もう少し暖かくなって風も吹いていなければ、外でゆっくり読書なんかもよさそうだなと思います。ただ花粉症の脅威に晒されるので結局室内で桜が見えるところから……とかになりそうですが(笑)

突然の歯痛

先日、優雅に読書を楽しんでいた奥歯に嫌な痛みが走りました。
あれ?って思ったけど、ちょっと様子をみようかなと思って気にしないようにしていました。
ところが、翌日も痛い……。しかも前日よりも明らかに痛みが強くなっている。
歯医者に行こうにも日曜日だったため、とりあえず痛み止めを飲んでやりすごすことに。
けど、痛み止めを飲んでもそこそこ痛い。薬が切れたら強烈な痛みが!
歯痛ってどうしてこんなにも痛いんですかね。頭を突き抜けるような耐え難い痛みです。
翌朝、朝一番で近所の歯医者さんに電話して飛び入りで見てもらうことになりました。
かかりつけの歯医者さんは、その日は予約で埋まってるから別の日はどうかと聞かれたけど、あまりにも痛いのでなくなく別の歯医者さんをあたることに。
駅前の結構大きい歯医者さんが、当日でも見てくれつというので最新鋭って感じのレントゲンを撮ってもらうと、下奥歯の親知らずに隣接している歯に大きな虫歯が……。
以前見てもらったときはなかったと思うんだけどなあ。
下奥歯の親知らずは真横に生えていて、半分歯茎に埋まっています。その埋まっているところで隣接している隣の歯がやられていました。
ここはたしかに歯ブラシ通らないよな……。すぐに治療してもらって、痛みは収まりました。
が、新たな問題が!いくら治療したところでこの横向きの親知らずがあると同じことが起きるから被せ物をする前に抜いてくださいと言われました。
横向きの親知らずってたしか抜くの切ったり砕いたりするやつですよね……。怖すぎる!
けど抜かないわけにはいかないからな。なんなら反対がわの横向きの親知らずも抜かないと同じことがおきるっていわれたからどっちも抜く必要がある。
とても怖いです。けどまたあの激痛を味わうのも嫌なので頑張って抜いてきます……。

人魚の伝説

私は好きで「ちいかわ」の漫画連載をX(旧Twitter)で読んでいるのですが、3月ごろからずっと連載している通称セイレーン編が今話題になっているのをご存知でしょうか。

最近ではそのクライマックスを迎えており、不定期の更新が待ち遠しくて仕方ないのです。

物語の顛末は、実際にXでナガノ先生の連載を読んでいただくとして、その中で話題になっている人魚、もとい八百比丘尼伝説について様々な考察がなされていて私も興味を持ちました。

八百比丘尼(やおびくに)とは伝説上の人物で、人魚の肉を食べて不老長寿を手に入れた比丘尼のことです。北海道と九州南部以南を除くほぼ全国でその伝承が残っていると云われ、地域によっては伝承の細かな部分や呼び方なども変わるようです。

なぜ八百という数字が付くか、と言えば、様々な伝承がある中で共通しているのが、彼女が800年の時を生きた、という点からでしょう。

その後の彼女の行方も様々で、若狭の国で入定(僧などが断食の修行の末に魂が永遠になること、岩窟などの密室に籠り長い瞑想に入ったように入寂すること、つまり僧が亡くなること)したと云われることも、千年生きたと云われることも、千年のうち二百の寿命を人に譲り入寂したとも云われることもあります。

室町時代にはこの伝承を利用した旅芸者や歩き巫女がいたり、布教活動に利用されたりしてたのではないか、という記述も見かけたので、様々な地で伝承が残っているのはこういう背景もかかわっていそうだなと一人で膝を打っていました。

調べれば調べるほど奥深いというか、地域に根付いた伝承というのはとても面白いなと実感します。

さて、実際のところ、ナガノ先生がどこまで考えられてちいかわを描いているのかはわかりませんが(笑)こういった話題提起がされることも多いのでついつい注目してしまいますね。

本日の更新も(あるかわかりませんが)楽しみなところです。とうなっちゃうんでしょう……ちいかわ……

ハロウィーン

季節が過ぎるのは早いもので、もう10月も2週間が過ぎようとしています。

そんな10月と言えば、ハロウィーンがありますよね。

日本ではいい意味でも悪い意味でも注目されるイベントですが、本来の楽しみ方や習わしとはかけ離れた日本ならではのイベントの楽しみ方をしているように思います。

渋谷など、多くの人が集う場所なんてもうさながら百鬼夜行の如く。

じゃぁそもそもハロウィーンってどんなイベントなのかと言われると、なかなか答えられる人はいない気がします。ということで、今回はハロウィーンに関する雑学について触れていきたいと思います。

ハロウィーンには古い歴史があり、古代ケルト人が行っていた、その年の収穫と悪霊を追い払う儀式お祭りです。

ケルト人の1年の終わりは10月31日で、夏の終わりと冬の訪れを感じるこの時期に死者の魂が家族を訪ねてくると言われています。

しかし、イギリス名物幽霊が現れるということは、同じくイギリス名物、精霊や魔女も悪戯をしに来るということ。

そんな害のある精霊たちから身を守るために、仮面を被ったり魔除けのたき火をたいたりしていたのです。

この仮面を被る魔除けが転じて、現在のイギリスやアメリカでは子供たちが仮装をして家々を回り、ホームパーティーを楽しむお祭りになったわけですね。

日本では魔除けなんてどこ吹く風で、もっぱらコスプレイベントのような扱いをされていますが、宗教観が特殊かつ商魂逞しい日本らしさも感じますね。

個人的にはハロウィーンに何かをする、ということはないのですが、またテレビ越しに町の喧騒を眺めようかな、と思います(笑)

スマートボール

昔、とある漫画を読んでいたら「スマートボール」なるものが出てくるシーンがありました。実物は見たことないけど、ピンボールとかパチンコっぽい感じなのかなあ……なんて思っていました。
そして先日大阪に行く機会があったのですが、新世界というところに行くと、なんと街中にスマートボールのお店があるではないですか。
これってあの漫画にでてくるやつかなと思って、なんとなく店内に入ってみることにしました。
店内は、昭和かなと思うようなレトロな雰囲気。お客さんはたくさんいて、ほぼ満席の大繁盛。
お店はレトロだけど、店内にいるお客さんたとは現代的なので少し不思議な感じがしました。
わたしは、せっかく入ったし、これが噂の(?)スマートボールかと思い、空いている席をなんとか見つけてプレイしてみることに。
1プレイ100円で、お金を入れるとビー玉のちょっと大きくしたようなガラスの青いたまがゴロゴロと上から降りてきました。
それを手前にあるレバーを引いて、うまく10点とか15点とかかれているポケットに入れると、その点数と同じ数のボールが上から落ちてきて自分の手玉となります。
コントロールが難しいんですけど、なんだか面白くて無心で遊んでしまいました。
気づけばあっという間に時間が過ぎ、最後、残った手玉の数で景品がもらえるのでお菓子と交換してお店をあとにしました。
それが数週間経つのですが、またスマートボールがやりたくて東京などでもできないかなと調べたら、浅草にスマートボールのお店があったようなのですが老朽化により70年の歴史とともに3年前に閉店していました。なんだかとても悲しくなりましたね……
スマートボールは温泉地、縁日でも見かけることがあるようなので、見つけたときはまたぜひプレイをしてみたいたいです。

夏の空の名前

およそ12万年振りともいわれる茹だるような暑さが続く日々ですが、近頃は台風の影響で空模様もどんよりしていることが増えました。
からっとした暑さも厳しいものがありますが、湿気の強いじめじめとした空気も不快指数が高くて嫌になってしまいます。ジリジリと焼かれるのも嫌ですが、個人的には曇天以外の空も拝みたくなってくるものです。
そこでなんとなく、夏の空の画像を検索して眺めていたのですが(虚しいですね)、そんな中で夏の空に関する名前について見かけました。気に入ったものをいくつか紹介してみようと思います。

・雲の峰
 夏の到来を告げる、山々の峰のような積乱雲のこと。

・天使の梯子
 雲の切れ間から陽の光が線上に差し込む気象現象のこと。

・皎天(きょうてん)
 白んできた明け方の空の名前。また、明るい月夜のこと。「皎」は白く清らかなさまのこと、あるいは月の光が白く見えるさまのこと。

・朝空(あさぞら/ちょうくう)
 明けたばかりの爽やかな朝の空のこと。

・押し明け方
 夜明けの空の名前。押し明けとも。

・夏明
 夏の夜明け、明け方の名前のこと。

夏に纏わる言葉は空以外にも色々とあるようですが、今回はこうして様々な言葉で古くから言い表されているのを見ると、日本語の風情の良さを感じますよね。
また気持ちのいい空を肉眼で眺めるためにも台風には早く過ぎ去ってもらいたいものです。