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大吉原展

先日連休の間に上野の大吉原展に行ってまいりました。

吉原については、様々な漫画のモデルになっているので、なんとなく「江戸時代くらいの大きくて華やかな遊女たちの街」くらいの知識はあったのですが、ちゃんと吉原についての勉強をした覚えはないな……という感じ。

でもさっき言った通り色んな漫画に出てくるじゃないですか吉原って。ミーハーと言われるかもしれないですけど、それが理由で興味だけはあるんですよ(笑)

実際行ってみれば随分と知らない事ばかりですし、有名な日本画家たちによる絵や説明書き、その他展示品を食い入るように見てしまいました。じっと見ていると本当に時間がいくらあっても足りないくらいで、体感2時間以上はいたように思います。

美術展や博物館に行く度に思うのですが、ああして当時のものが未だ遺されているとに感慨深くなりますね。帳簿のようなものだとか、地図だとか、実際に当時の人間たちが日常的に触れて利用していたものは絵を見るよりも、現代を生きる私たちが過去に近づけるような気がしてワクワクします。

それとは別に見ていて個人的に心に残っているのが、日本で初めて遊女を油絵で描いた作品でした。

基本的に遊女たちの絵は、というかあの時代あたりの女性の人物画は、個性を削いだようなさらっとした目元にディティールの細かいところが描かれないあの感じ(と言って伝わりますかね)だと思うんですが、油画の作品はしっかりと目鼻立ちが分かるように写実的に描かれていたんです。

衝撃でしたね。あの日本画の感じでも、昨今の漫画やドラマで見る印象よりも、そこに描かれていたのは「現代人にもいそうな割と普通の人」だったので。

歴史ドラマで見る華やかに飾り付けてお化粧をしている美女、というより(たまたまモデルの女性がそうだっただけかもしれないですが)目元は凛としているものの、ちょっと疲れたような顔立ちと痩せて見える頬。

あっ意外と人間って変わらないんだ。と思ったんです。過酷な肉体労働でこうなったのかな……なんて思いもしました。

でも説明書きを見て見れば、そのモデルの女性は「私はこんな顔ではありません!」と泣いてしまったそうな(笑)

自分で鏡で見る顔と他人から見る顔は違って見えると言いますし、現代でも自分の写真を見て「え?なんかブスじゃない?!」と思うことも度々ありますしきっとそういうことかなと思います(笑)

そしてこの大吉原展の目玉、順路の一番奥には遊郭を再現した大きなジオラマと人形があるのですが、精巧な作りが見事なので、これは是非実際に見に行ってほしいと思います。