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通りすがりの妄想タイム

先日ふとマンションを眺めながら、「このたくさんの家の中には、それぞれ本があるんだなあ」と思いました。住人の性別も年代もばらばらなので、きっと好みも違うでしょうね。たくさんあるだろう本棚や、電子書籍のデータの中には、どんな作品が眠っているのでしょう。想像すると、楽しくなってきました。
それ以降、素晴らしい美人さんやかっこいい男性を見かけると、「あの人はどんな本を読むのかな」と考えてしまいます。見かけどおりお洒落なファッション雑誌かもしれないし、案外家庭的で、手作りお菓子のレシピ集かもしれません。男性の方は、全然根拠はないけれど、車やバイクが趣味だったりして。でもネコ特集とか見ていても、ギャップがあって惹かれます。
相手に対してとても失礼な気はしますが、縁もゆかりもない私が何を妄想しているかなんて、わからないから大丈夫ですよね。というか、平気、という勝手にしています。もちろん知りあいではこんなことはしませんよ。あとから顔が合わせづらくなりますからね。ああでも、相手が赤ちゃんだったなら「どんな絵本を読んで育つかしら」と考えてしまいかもしれません。人様の子でも、可愛い子には、夢や希望を持ってほしいと思います。

新婚の友人に捧ぐ言葉

この間結婚した知り合いが、新人主婦に向けた本を読んでいるのだと言っていました。家事のコツから日々すべきこと、困ったことがあったらどうすべきかなど、親切に書いてくれているのだそうです。昔はお嫁さんは旦那さんの家庭に入って義理の家族と同居することが多かったから、このようなものはいらなかったでしょうが、そうでない今は、大切なものになっているのですね。
ただなんでもそうですが、テキストに書かれていることを全部鵜呑みにしたら、疲れてしまいます。最初はわからないから全て信じるにしても、だんだん、「これはもっと省略してしまおう」「こっちは丁寧に時間をかけよう」などと取捨選択をして、自分色にしていけばいいのです。アレンジする方が楽しいし、やりやすいことも多いですからね。
友達に言うと「大丈夫、完璧な奥さんは目指してないから、じきにそうなるよ」と笑っていました。気負わずに、そのくらいが夫婦長続きの秘訣ですよね。今感じている旦那さんへの愛情は、いつかは情に変わるかもしれません。でもゆっくりまったりマイペースで、彼女がいつまでも幸福でありますように。ちょっとだけ長く生きている年長の友人としては、そう願わずにはおれません。

初めて作ったコピー本

この間、生まれて初めてコピー本を作りました。自宅のプリンターで両面印刷をして、真ん中で折り、ページの順に紙を揃えて表紙をつけて、ホッチキスで止めるのです。普通のものじゃなくて、先がくるって回るタイプのものだと、簡単に上手くできますよ。
さて、こうして私が何を作ったのかといえば、友達が撮った写真をまとめたものです。本当は印刷屋さんに頼んだり、写真屋さんでお願いすれば、もっと綺麗で上等なものができるのでしょう。でも友達が「どんなデータがあるかっていう覚書みたいなものだから、家でやってみようかなと思ったの。手伝ってくれる?」と言ってきたので、チャレンジしました。要は、パソコンの中にあるデータを、ちょっと紙にしてみようかなというくらいの感覚だったのですね。
しかし作り方は簡単ですが、印刷するのは大変でした。だって画像は文字よりもデータ量が多いんですもの。インクがどんどん減っていきます。これならやっぱり頼んだ方が安かったかもしれませんね……といっても、縁ない世界なので、相場は知らないのですが。ただ良い紙を使いサイズも大きい写真集が、小説などよりずっと薄いのに高価な理由はわかったような気がします。勉強になりました。