おばと私の一押し作家

先日親戚のおばが遊びに来た時のことです。読書家の彼女は、いつも私の書棚を眺めていくのですが、この日は驚きましたね。ある一冊を指さして「この作家!いいよね!」と言うのです。今までお互いの好みのジャンルが被ったこともない私達は、当然作家の興味が重なったこともありません。それなのに、この時はズバリ一致したのです。
私が最近知ったばかりのその人を、おばはだいぶ前から追っていたとのことで、部屋にはずらりと作品が並んでいるのだとか。なんて羨ましいのでしょう。ぜひ読みに行きたいところですが、なにせ自宅は、電車で数時間の距離。しかし彼女は「今度車で来る時に、持ってきてあげるね」と約束してくれました。お互いの都合もありますから、今度がいつかはわからないけれど、とても楽しみです。
とりあえず今は、私が読了した作品の中に、気になっているけれど買ってない新刊がある、ということだったので、その本についておもいっきり感想を伝えておきました。だって私がその作家さんにはまったのは、それがきっかけだったのですもの。お小遣いは有限で、新刊を買うので精一杯の私にとって、長年本を集め続けているおばは、いつだって強い味方です。感想を伝えるくらいなら、一生懸命がんばります。

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