Category Archives: 読みました!

うみねこのなく頃にの謎解きゲーム

わたしは小説を読んで自ら謎を解明するスタイルの、ノベルゲーム「うみねこのなく頃に」という作品が大好きです。
世間的には「ひぐらしのなく頃に」のほうが有名かと思うんですけど、同じ作者の「うみねこのなく頃に」も大変良い作品なのでぜひまだ未プレイの方には遊んでほしいななんて思っています。
もともとは2007年から2010年にわたって8エピソードにわけてコミックマーケット発売された同人ゲームなんですけど、未だに根強いファンがいてPSP、PS3、携帯アプリ、Switchといろんなかたちで何年にもわたってゲームが発売されています。
また、2021年から2025年現在も舞台化されていてるほど人々から愛されているます。
推理小説といてはかなり難解であり、序盤を読んだだけではさっぱり解けないところか、独自のルールがあったりするので非常にとっつきにくいと思います。
けど設定や魅力的なキャラクターにより、ぐいぐい引き込まれてしまうんですよね。
あとは結構残酷だったりグロテスクなシーンも多いので、そういうのが苦手な人にはあまりおすすめはできません。
けど読み始めると本当に面白くて、読む手が止まらなくなります。
原作だとちょっとわかりにくいところも多いいんですけど、漫画版はそこをきれいにまとめてあってかなりわかりやすく感動的に描かれているのでまずは漫画版を読むことをおすすめしたいところです。
そんなうみねこのなく頃にが今度、体験型の謎解きゲームになるようですごく楽しみです。
発売から18年も経っているのに未だにこういう新しい展開があることがとても幸せです。今後もいろんな展開をしてほしいです。

アロマで読書

読書とアロマって相性バツグンですよね。
集中力アップだったり、リラックスだったり、気分転換だったり。ぜんぶ香りで変わってきます。
アロマ(精油)といってもすごく種類が多いです。
まずは集中したい!というときはローズマリーがおすすめです。
爽やかですっとした爽やかな香りが特徴で脳をスッキリさせて記憶力が期待できます。あと眠気にも効くようです。
あとはグレープフルーツ、レモンなんかも集中力がアップします。
リラックスした読書をしたいときはやっぱり王道ラベンダーですね。
ラベンダーにはリラックス効果があるのは有名ですよね。
すっきり系フローラルの香りに包まれると安心感が生まれます。またバラの香りに似たゼラニウム、りんごのような甘さのあるローマンカモミールなんかもおすすめです。
小説のジャンルなんかにあわせたアロマなんかもいいと思います。
恋愛小説にはローズ、官能的な小説にはイランイラン、胸キュン系の甘酸っぱい青春小説にはオレンジスウィート、ミステリーにはサンダルウッドとか。
自分でこの小説にはこれが合うなって考えるのも楽しいかもしれません。
アロマは今は結構手軽に手に入りますし、ディフューザーがなくてもマグカップにお湯を入れてそこに数滴垂らすだけでも十分香りを楽しめます。
アロマのある読書タイムいかがですか?

ガムを噛みながら読書

読書するときに、ものすごく集中して、読むスピードをあげる裏技があるんですよ。
それはガムを噛むこと。
人は読書をするときに、脳内で朗読をしてしまうそうなんです。そうすると読むスピードが遅くなってしまうんだとか。
それをどうやって対処するかというと、口を塞いでしまうことなんだそうです。
そこでガムの登場!ガムをかみながら読書することによって、脳内での朗読をストップさせて、読むスピードをあげることができるんです。
不思議ですよね。
そもそも「噛む」ということは脳にとって良い影響があるんです。
噛むことにより、脳は刺激を受けて、記憶力、注意力、集中力が高まるんだとのこと。
なので読書したいけどあんまり集中できないない、読むペースが遅いななんてときはガムを噛みながら読むことをおすすめします。
噛むことが効果を引き出すので、別にガムじゃなくてもいいかもしれませんね。
グミとかスルメとか(笑)
ただ噛んだらなくなって頻繁に口にまた食べ物を運ぶのもそれはそれで、集中力低下しそうなのでやっぱりガムがいいのかなって思いますけど。
わたしも虫歯予防にいいキシリトールガムでも噛みながら読書しよーっと。

読書垢

わたし、X(旧Twitter)にいわゆる読書垢を持ってたりします。
おなじ読書好きな人とつながって、面白い本や小説の情報を共有するのにすごくいいんですよね。
自分の知らない本の情報だったり、気になってたけどまだ読んでない本の簡単な感想を見てやっぱりこれ読もうってなったり。
なかなか有益に使わせてもらってます。
そんな読書垢で最近素敵な雑誌の情報を知ったのでここでもちょっと紹介しちゃおうかなって。

「CASA BRUTUS(カーサブルータス) No. 299」(マガジンハウス)

「美しい本の森へ」
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』がベストセラーとなったように、大人の読書離れが顕著な一方、図書館、マイクロライブラリー、ブックカフェなど、本に囲まれた美しい空間はなぜか増えている気がします。特に近年の図書館は、建築的な美しさやダイナミックさはもちろん、本の陳列、選書、サイン計画、家具のセレクトを工夫し、カフェを併設するなど、本との出会いや本を読むという体験に重きを置いた新しい施設が続々と登場。読書が非日常となりつつある現代、本に没入できる空間、人々の知性や歴史に囲まれた場所に身を置くことが重要なのかもしれません。また、地域コミュニティの中心として、社会とは別の居場所としての役割も加わりました。そんな新しい時代の全国の図書館、大小さまざまな書店を特集します!

とのことで、素敵な図書館、書店、ブックカフェなどの紹介がされています!
行ってみたいってところがたくさんです!
見るだけでウキウキするというか、素敵な本がたくさんある空間の写真集としても楽しめます。

アマゾンのKindleならUnlimited会員さんなら無料で読むことができます。
ほんと有益な情報ありがとうございますという感じです。
また読書垢で得た、素敵な情報があったらこっちでも紹介したいと思います。

笑ゥせぇるすまん

小学生の頃、古本屋さんに行ったら特売コーナーに黒くて分厚い漫画が置かれていました。なんとなく気になって手に取ってみたら「笑ゥせぇるすまん」と書かれていました。
タイトルは知ってるし、なんとなくの雰囲気は知ってたけど見たことはありませんでした。
結構分厚い(人気のお話をまとめた感じだったと思います)のに特売コーナーにあったのでお手頃だったこともあってとりあえず買ってみました。
子どものわたしでも読みやすい、オムニバス形式のブラック系のお話がたくさんつまっていてあっという間に読んでしまったことを覚えています。
いいですよね、人間の願い、欲望を叶えてあげるけど、破られることが目に見えている約束をして最後はバッドエンド……。
子どもの頃のわたしには良い教訓になりました(笑)
最近、YouTubeに笑ゥせぇるすまん公式チャンネルがあったので、そんなことをふと思い出しました。
笑うセールスマンは人気のようで、過去にドラマ化、2017年に笑ゥせぇるすまんNEWというタイトルで新たなアニメ化、さらには2021年には舞台でも上演されていたようです。
もとは結構古い漫画なので、時代背景や出てくるアイテムに時代を感じることも多いですが、良い作品はいつまでたっても良い作品で衰えることはありませんね。
あのとき買った、笑ゥせぇるすまんのあの分厚いコミックはもう手元にはありませんがまた読んでみたくなりました。

連続殺人鬼カエル男

中山七里さんのミステリー小説「連続殺人鬼カエル男」を読んでみました。
「連続殺人鬼」という恐ろしい単語と「カエル男」というコミカルな単語のミスマッチさと、表紙に描かれているかわいいカエルの着ぐるみが血のついた包丁を握りしめている惹きつける表紙…前から気になってました。
カエル男って単語がインパクト強くて、コメディタッチなお話なのかな?なんて思いきや…結構残酷な描写があってびっくりしました。
いや、もちろん悪い意味じゃないですよ。
ページをめくるたびに訪れる緊張感、目が離せなくなるほどのスリルと巧妙なストーリーに圧倒されました。
「このミステリーがすごい!」大賞の最終選考に残った作品であるのがうなずけます。

内容にネタバレなしでさらっと触れると、カエルの着ぐるみを着た人物が、猟奇的な手口で連続殺人を行うという異様な事件が発生します。
この事件を解決すべく刑事・渡瀬とその後輩刑事小手川が犯人の動機や背後にある謎に迫ります。物語は予想外の展開を見せ、最後には驚愕の真実が明らかに……。

犯人であるカエル男を名乗る人物の殺害方法が目を覆いたくなるほど残虐でした。けど、ただの猟奇殺人ものではなくちゃんとした社会的メッセージが込められています。
一読の価値あります。

続編である「連続殺人鬼カエル男ふたたび」も出版されているようなので、次はこちらを読みたいと思います。

図書館の天使

先日、SNSでとても素敵なポストを見かけましたので紹介しようと思います。
素晴らしい読書のテクニックだといって、何かの投稿のスクリーンショットが貼られていました。
内容を要約すると、

「図書館の天使を信じること」として、読みたい本があった場合、まず図書館へ行き、その本を探します。
見つけたら、その借りたい本と、その本の左右1冊ずつ、計3冊を借ります。
お目当ての本以外の2冊が、普段なら絶対に手にしないジャンルや内容である可能性が高く、それらの本を読むことにより、気づきを得られるというもの。
興味のない内容や、分厚くてとても難解な本であっても目を通すと、不思議とそこで得た内容がどこかしらで役に立つことがある…かもしれない。

こんな感じです。
こういう本との出会いを司るのが「図書館の天使」だとか。
なんだか素敵じゃないですか?
もしかしたら自分を変える、素敵な本と運命的な出会いがあるかもれないですし。
読みたい本が特にない、逆に読みたい本がありすぎて選べない…なんて言うときにも使えそうです。
書店でも実行可能ですが、図書館なら無料で試せます。
わたしもやってみよう!図書館の天使が微笑むといいなあ。

おろち

みなさんは楳図かずお先生の「おろち」という漫画はご存知でしょうか?
漫画が描かれたのは1969~1970年と古いものですが、一度2008年に実写映画化もされています。
楳図かずお先生といえば、「漂流教室」や「まことちゃん」あたりが有名ですが、「おろち」も隠れた名作です。(隠れてはないかもですが笑)
「おろち」の概要ですが、年を取ることがない不思議な力を持つ美少女「おろち(タイトルは主人公の名前だったりします)」が、数奇な運命をたどる人を見つけて、その人生を長い時間かけて見届けるといったお話です。
オムニバス形式で、一話ごとにさくっと読めます。
さくっと読めるといっても内容は結構重めです。
おろちがこの人だと決めて、追いかける人物はだいたい不幸な生い立ちです。
たとえば、18歳の誕生日を迎えると化け物のように醜くなってしまう美人姉妹だったり、
殺人現場を目撃してしまったけど嘘つきで有名なために大人に訴えても誰も信じてくれずひたすら命を狙わてしまう男の子だったり、名家に生まれながらも姉妹で常に優劣をつけられ悲しくも歪んでしまった妹だったり…と設定がすでに重い(笑)
これらもともと不幸な生い立ちや環境にいるおろちに観察される人たちを中心に、またさらに大きな事件が起こります。
重い上に結構怖いです。
怖いといってもお化けとかそういうのじゃなくて、いわゆる「人怖(ひとこわ)」系です。
嫉妬や復讐心などの人の醜さや心に潜む闇にフォーカスされています。
あとは個人的に昔の作品なので、今とちがう昭和の雰囲気が好きです。
服装や文化、言い回しなんかもちょっと今と違うので新鮮です。
まだ読んだことがないというかたはぜひ!!オムニバス形式なので読みやすいですよ。

人魚の伝説

私は好きで「ちいかわ」の漫画連載をX(旧Twitter)で読んでいるのですが、3月ごろからずっと連載している通称セイレーン編が今話題になっているのをご存知でしょうか。

最近ではそのクライマックスを迎えており、不定期の更新が待ち遠しくて仕方ないのです。

物語の顛末は、実際にXでナガノ先生の連載を読んでいただくとして、その中で話題になっている人魚、もとい八百比丘尼伝説について様々な考察がなされていて私も興味を持ちました。

八百比丘尼(やおびくに)とは伝説上の人物で、人魚の肉を食べて不老長寿を手に入れた比丘尼のことです。北海道と九州南部以南を除くほぼ全国でその伝承が残っていると云われ、地域によっては伝承の細かな部分や呼び方なども変わるようです。

なぜ八百という数字が付くか、と言えば、様々な伝承がある中で共通しているのが、彼女が800年の時を生きた、という点からでしょう。

その後の彼女の行方も様々で、若狭の国で入定(僧などが断食の修行の末に魂が永遠になること、岩窟などの密室に籠り長い瞑想に入ったように入寂すること、つまり僧が亡くなること)したと云われることも、千年生きたと云われることも、千年のうち二百の寿命を人に譲り入寂したとも云われることもあります。

室町時代にはこの伝承を利用した旅芸者や歩き巫女がいたり、布教活動に利用されたりしてたのではないか、という記述も見かけたので、様々な地で伝承が残っているのはこういう背景もかかわっていそうだなと一人で膝を打っていました。

調べれば調べるほど奥深いというか、地域に根付いた伝承というのはとても面白いなと実感します。

さて、実際のところ、ナガノ先生がどこまで考えられてちいかわを描いているのかはわかりませんが(笑)こういった話題提起がされることも多いのでついつい注目してしまいますね。

本日の更新も(あるかわかりませんが)楽しみなところです。とうなっちゃうんでしょう……ちいかわ……

ひぐらし

ゲームってあまりやらないし、アクション系は下手くそなので苦手意識がつよいのですが、ファンタジーは好きなのでRPGは少しだけやったりします。
あとはやっぱり読書が趣味なのでノベル系のゲームは好きです。サウンドノベル系っていんですかね、テキストを読みながらイラストやBGM、効果音がつくゲームははじめ衝撃でした。名前変換機能があるものも、自分がゲームの主役になったみたいな一体感があって、すごく楽しかったのを覚えてます。
一時期、話題となった「ひぐらしのなく頃に」というゲームをやっていたことがあります。こちらもゲームといっても、ほとんどテキストを読むだけなので、ビジュアルとサウンド付きの小説を読んでいるのとあんまりかわらず、操作に苦戦するということもなくて楽しかったですね。
グロテスク要素や残虐性が強く、そのことで話題になっていたので「そういった」作品なのかなと思っていたら…そこがテーマの作品ではなかったんですね。今までずっと勘違いをしていました。
ミステリー要素と考察する要素があって、そこもすごくよかったのですが、一番のメインとなるテーマが「仲間と協力して困難へと立ち向かう」という胸が熱くなるいうもので感動しました。序盤読んでいるとホラー作品なんですけど、すべて読み終えると青春SF系感動モノへと変わります。お見事。
よく聖地巡礼という言葉が使われますが、私も作品の舞台となった雛見沢のモデルとなった白川郷へ行きたくなりました。