無料配信のお金はどこから?

先日、新刊コミックスに入っていたアンケートはがきの中に「この本が出るのをどこで知りましたか」という質問がありました。これ自体は定番の問いかけでしょう。しかしその答えの洗濯の中に「作者SNS」などがあったのは、驚きましたね。たぶん十年前なら、こんななかったはずです。これも時代、ということでしょうか。
最近は無料で読めるオンラインコミックスも多く、本当にびっくりすることばかりです。だって読者からお金をとらないなんて、それでは作者さんに支払う賃金や、サイト運営費はどこから出ているの?って思ってしまいますよね。お金の話ってあまり表に出ませんが、生きていく上では必要不可欠なものなので、どうしても気になります。
ただ読者としては、無料はありがたいです。まあ実際は、インターネットでの更新を待ちわびるような作品は、書籍化するとすぐに購入しますよ。「あ、あの作品コミックスになったんだ、買おう!」と、もはや条件反射にも近い感じです。やっぱり、ネット配信の場合はずっと読めるものばかりではないので、好きなものは大事に手元に置いておきたいという気持ちがあります。あれ、もしかして出版社は、これを見越して無料配信しているのかしら。

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