犬王

近頃ではコロナ禍の影響も鳴りを潜め、レジャーやイベント事が復活してきたように思います。私も、去年よりも外に出やすくなったのを実感しており、よく映画館などに出かけるようになりましたね。
そこでふと、去年観に行こうと思ってやめてしまった映画のことを思い出したんです。タイトルの通りですが、「犬王」というアニメーション映画で、当時話題になっていたこともあり、ずっと気になってはいました。
それがしばらく前にamazon prime videoでも見れるようになったというので、先日休日を利用してゆっくり観てみたのですが、一番最初に出てきた感想は「スクリーンで見たかった」でした。
「犬王」は室町時代に実在した能楽師・犬王を題材とした、ミュージカルアニメーションだということは知っていたのですが、映画開始30分程でその意外さに頭を叩かれたような感覚になりました。
最初はジブリ映画のような印象を受けていたのですが、主人公たちが唄い踊り、奏でたのはなんと……ロック。室町時代の情景にロックというちぐはぐな世界観に一気に引き込まれ、最後まで見入ってしまいました。
主人公のうちの一人、犬王の声優と歌唱を女王蜂のアヴちゃんが担当していたのですが、その演技力と歌唱力にも驚かされましたね。今まで女王蜂の曲を聞いたことはなかったのですが、これを機に聞いてみようと思います。
こうしてスクリーンで観なかったことを公開する作品ってやっぱりあると思うので、観たい!と思ったら観に行くのがやはり大事ですね。

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