読書好きだった私が目指した職業

読書好きの父の影響か、休日になると家族で図書館へ行って、本を読むのが習慣になっていました。友人からは「よく退屈しないね…」と言われることが多かったのですが、幼いころからこんな生活を続けていたので、何の違和感もなく本と向き合っていました。
中学、高校、大学とあまり変わらない読書生活。気が付くと、そんな私は、本に関わる仕事を目指すようになりました。かなり偏った就職活動をしていたので、両親には「狭き門だけど、やるだけやってみろ」と励まされていました。さまざま対策はしていましたが、どこかで本に詳しければ受かるだろう…と思っていた私。でも、現実はそんなに甘いものではありませんでした。「自己PR」や会社の経営を左右する提案など、かなり実践的なものばかり。当然本好きの人が集まっているので、これまで読んだ本はあまり武器に感じませんでしたね。
最終的に行き着いたのは、女性をターゲットとした会員誌や広告記事を作成している小さな出版社。締め切りに追われて終電を逃す日々が続いていますが、自分の書いた文章が印刷された瞬間、「この仕事をしていてよかった」と思います。いつも新しいことに目をむけながら、今度は情報を発信する側として成長していきたいです。

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